UR賃貸住宅の申込み資格等について(基本)~シングルマザーも必見!
UR賃貸住宅は、礼金・更新料・仲介手数料・保証人が不要なので一般の賃貸契約より費用負担が少ないのが特徴です。
入居申し込みについての初期費用や、資格審査についてわかりやすくご説明します。
URとは
URの正式名称は独立行政法人都市再生機構。
昭和30年代以降に建設された団地から平成に建てられた高層のマンションタイプとあり、お家賃に幅がありますが、シングルマザー向きの物件もあります。
ちなみに英語名はUrban Renaissance Agencyで略してUR、愛称は「UR都市機構(ユーアールとしきこう)」です。
前身は日本住宅公団です。
UR賃貸住宅の初期費用
URは、礼金不要・更新料不要・仲介手数料不要・保証人不要です。
ただし、敷金と入居する月の日割り家賃・共益費(初期費用)が必要で、資格の審査があります。
- 敷金:家賃の2ヶ月分
- 入居する月の日割りの「家賃と共益費」
この2つが初期費用で、契約時までに支払うことになっています。
UR賃貸住宅の資格審査(入居資格要件)
申込資格のなかで特に気になる、収入についての資格審査について簡単にご説明します。
基本は申込本人が下記のいずれかの条件を満たしていることが必要で、
- 家賃の4倍以上の月の収入がある
又は月収が33万円以上(単身の場合は25万円以上)、但し家賃が20万円以上の場合は月収40万以上あればOK
(5万円の家賃の場合、月収は20万円以上、年収にして総支給額240万円以上必要です) - 家賃の100倍以上の預貯金がある
(5万円の家賃の場合、預貯金は500万円以上で残高証明書提出)
- 家賃の2倍以上の月収+家賃の50倍の預貯金でもOKです。
(5万の家賃の場合、月収10万以上+預貯金250万円以上)
この場合の月収は税金などが引かれる前の額です。
収入の証明は、源泉徴収票、UR機構様式のもの、確定申告の控え、市区町村発行の所得証明(課税証明書)などの提出が必要で、申し込みの時に何が必要かは案内してくださるそうです。
※確定申告書の控えはH29.4月から使えないそうです。
代わりに納税証明書になったとのことです。
申込本人の資格が上記の資格に足りない場合は、親族の家賃補給制度などがあるそうなので、詳しくはお近くのURの窓口でお尋ねください。
「家賃等の一時払い制度」利用は収入等の資格審査不要?
「家賃等の一時払い制度」を利用すれば申込資格に定める収入や貯蓄に関する要件は無しになります。
一定期間(例えば1年分)の家賃と共益費を初期費用と一緒に契約日までに支払うのであれば、収入の証明や貯蓄の証明は要らないそうです。
一時払いの期間は1年から最長10年で、自由に選べます。
また、一時払い期間に応じてUR都市機構が定める割引率により家賃等が割引かれるそうです。
UR賃貸住宅の家賃
URに問い合わせると、
- URは公営住宅と違い、収入によって家賃が決まるわけではありません。
又、母子家庭のための家賃軽減措置はありません。 - 家賃は部屋ごとに決まっていて、個別に家賃の交渉はできません。
・・・とのことでした。
所得の特例について聞いてみると、申込本人が母子家庭などの場合は、毎月の平均収入額が基準月収額の1/2に満たない場合(つまり家賃の2倍に足りない場合)でも、申し込むことができるそうですが、家賃が減額になるわけではないということです。
この場合、扶養等親族(申込本人の親や祖父母、兄弟姉妹)が、家賃等の支払について、申込本人と連帯して履行の責を負うことを確約すること・・・が申込の条件だそうです。
母子家庭のための家賃軽減措置はありませんが、「近居割・近居割ワイド」、「コソダテUR(子育て割)」、「U35割」、「LOVE得」「そのママ割」など家賃が通常より割引されたお部屋もありますので、結構ねらい目な物件があります。
年に何回かキャンペーンをしていて、部屋によっては「5年間通常家賃の約5%割引!」というものもあります。
キャンペーンは新聞折込広告が入っていたり、テレビのCM、駅や地下鉄などでも広告を見かけることがあると思います。
※URの割引制度まとめ
「近居割・近居割ワイド」「子育てUR」「U35割」「そのママ割」「LOVE得」「フリーレント」「キャンペーン家賃」「URでPonta」
URの申込みや資格審査などについて詳細はこちら
(URのサイトです)
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UR賃貸住宅の申込方法
UR賃貸住宅のほとんどが先着順受付です。
UR営業センター・UR賃貸ショップ・現地案内所などで申し込みができます。
又は、インターネットで申し込めます。
(一部、インターネット申し込みができない物件もあるようです)
電話での申し込みは受けていないとのことです。
気になる物件があればインターネットで申し込むか、最寄りのURの窓口へGo!
まとめ
- UR賃貸住宅は礼金・更新料・仲介手数料・保証人が不要。
- 初期費用〔敷金(家賃2ヶ月分)と入居する月の日割り家賃・共益費〕が必要。
- 資格審査があり、収入の証明書または預貯金の残高証明書の提出が必要。
- 「家賃等の一時払い制度」を利用すれば、収入や貯蓄の資格審査は不要。
- 家賃は収入による増減は無い。
- 母子家庭のための家賃軽減措置はないが、親族と連携して支払いが出来るなど条件が満たされれば申込める場合もある。
- 「コソダテ割(子育て割)」など、家賃が通常より割引された部屋がある。
- 申込みは電話受付は無く、インターネットかURの受付窓口で。
昨年夏に私がURと契約したとき窓口の方に説明してもらったことや、URのサイトやURのパンフレットなどから調べてご案内していますので、詳しい内容や必要書類等についてはURの窓口にお問い合わせください。