2024年・令和6年 母子父子寡婦福祉資金貸付金制度 シングルマザー向けの貸付制度

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母子父子寡婦福祉資金貸付金制度は、母子家庭などのひとり親家庭が経済的に自立するための就職や住宅、生活支援の貸付や、子どもの教育資金の為の貸付をする公的な制度で、12種類の貸付金があります。

返済時の負担軽減のため、貸付利息は原則、保証人有りの場合無利子です。
※保証人なしの場合、年率1%です。
※修学資金、就学支度金、修業資金は保証人不要。

 

母子父子寡婦福祉資金貸付金制度について

対象者

①母子家庭の母、父子家庭の父、及び扶養されている20歳未満の子。
②寡婦(かつて母子家庭の母であった者)及び、扶養される20歳以上の子。
③父母のいない20歳未満の子。

連帯保証人

修学資金、就学支度金、修業資金は原則不要(必要な場合もあります)。
上記以外の資金を借りる場合は、原則保証人が一名必要です。

償還(返済)期限と方法

・償還(返済)期限は、資金の種類ごとに定められています。
(一定の据え置き期間の後、3~20年。)
・償還(返済)方法は、原則、口座引落です。

申請手続き

お住まいの市区町村の母子福祉の担当窓口に申請書と申請に必要な書類を提出します。
詳しくは事前に担当窓口にご確認ください。

 

貸付資金ごとに貸付要件があります。

また、貸付の可否については審査があり、実際に必要な経費等を確認した上で、「限度額の範囲内で、返済可能な額」となっています。

 

母子父子寡婦福祉資金貸付金は12種類

貸付金は全部で12種類あります。

令和6年の母子父子寡婦福祉資金貸付金は、以下のとおりです。

市区町村によって詳細に多少の違いがあるようですので、借りる際には事前にご自分のお住まいの母子福祉の担当窓口へお問い合わせください。

 

事業開始資金

事業開始資金は、母子家庭の母又は、父子家庭の父、寡婦が事業を開始するために必要な設備、什器、機械等の購入資金や経費が借りられる制度です。

事業開始資金

貸付限度額:
・個人 3,470,000円
・母子・父子福祉団体 5,220,000円 
据置期間:貸付の日から1年間
償還期間:据置期間後7年以内

 

事業継続資金

事業継続資金は、母子家庭の母又は、父子家庭の父、寡婦が現在営んでいる事業を継続するために必要な商品、材料等を購入するための経費、運転資金が借りられる制度です。

事業継続資金

貸付限度額:
・個人 1,740,000円
・母子・父子福祉団体 1,740,000円
据置期間:貸付の日から6ヶ月間
償還期間:据置期間後7年以内

 

修学資金

修学資金は、お子さんが高校・大学、専修学校へ就学する際に必要な授業料、書籍代、交通費など必要な資金が借りられる制度です。

修学支援

詳しい内容は
 ↓ ↓ ↓
母子家庭の修学資金貸付・奨学金制度 の記事へ

 

技能習得資金

技能習得資金は、母子家庭の母又は、父子家庭の父、寡婦が事業を開始、又は就職するために必要な知識技能を習得するために必要な資金が借りられる制度です。

貸付限度額:
・月額 68,000円
・自動車免許を取得する場合 460,000円
据置期間:習得期間満了後1年又は資格喪失後6ヶ月間
償還期間:据置期間経過後20年以内

 

修業資金

修業資金は、お子さんが事業を開始、又は就職するために必要な知識技能を習得するために必要な資金(5年以内)が借りられる制度です。

修業資金

貸付限度額
・月額 68,000円
・自動車免許を取得する場合 460,000円
据置期間:知識技能習得期間満了後1年又は資格喪失後6ヶ月間
償還期間:据置期間後20年以内

 

就職支度資金

就職支度金は、母子家庭の母又は、父子家庭の父、寡婦、お子さんが就職するために直接必要な経費(服、靴、自動車などの購入資金)が借りられる制度です。

就活

貸付限度額:
・105,000円
・自動車購入 340,000円
据置期間:貸付の日から1年間
償還期間:据置期間後6年以内

 

医療介護資金

医療介護資金は、母子家庭の母又は、父子家庭の父、寡婦、お子さんが医療(保険料の自己負担分及び通院に必要な交通費など)、又は介護を受けるために必要な資金が借りられる制度です。

医療介護資金

貸付限度額:
・医療 340,000円
・特に必要と認めた場合 480,000円
・介護 500,000円
据置期間:医療又は介護を受ける期間終了後6ヶ月間
償還期間:据置期間後5年以内

 

生活資金

母子家庭の母又は、父子家庭の父、寡婦向け。

生活資金

生活資金は、①から④のいずれかの理由による期間中の生活を維持するための必要な資金が借りられる制度です。
①技能習得:技能習得資金を借りて知識技能を習得している間の生活資金(5年以内)
②医療介護:医療介護資金を借りて医療又は介護を受けている間の生活資金(1年以内)
③生活安定:母子家庭または父子家庭になって7年以内の生活資金(3ヶ月以内)
④失業:失業期間中(離職日から1年以内)の生活補助資金(原則3ヶ月以内)

貸付限度額:
・①月額 141,000円
・②③④月額 108,000円
※母または父、寡婦が生計中心者ではない場合①~④の限度額は月額70,000円

据置期間:
①技能習得後、又は資格喪失後6ヶ月間
②医療・介護を受ける期間満了後、又は資格喪失後6ヶ月間
③④貸付期間満了後、又は資格喪失後6ヶ月間

償還期間
①据置期間後20年以内
②据置期間後5年以内
③据置期間後8年以内
④据置期間後5年以内

 

住宅資金

母子家庭の母又は、父子家庭の父、寡婦向け。
住宅資金は、現に住んでいて所有する住宅を補修、増改築等をする為に必要な資金が借りられる制度です。

特に認められた場合とは、災害・老朽等による増改築及び住宅建設・購入の場合です。

住宅資金

貸付限度額
・1,500,000円
・特に必要と認めた場合(特別貸付)2,000,000円
据置期間:貸付の日から6ヶ月間
償還期間:据置期間後6年以内
     特別貸付は7年以内

 

転宅資金

母子家庭の母又は、父子家庭の父、寡婦向け。
転宅資金は、住宅を移転する為に必要な資金が借りられる制度です。

引越し

貸付限度額
・260,000円
据置期間:貸付の日から6ヶ月間
償還期間:据置期間後3年以内

 

就学支度資金

就学支度金は、お子さんが高等学校、短期大学、大学、高等専門学校等に入学する際に必要な入学金等の資金が借りられる制度です。

小学校・中学校については経済的に困窮する場合のみ。
 ・小学校64,300円
 ・中学校81,000円

就学資金支援

詳しい内容は
 ↓ ↓ ↓
母子家庭の修学資金貸付・奨学金制度 の記事へ

 

結婚資金

結婚資金は、お子さんの結婚する際に必要な資金を借りられる制度です。

結婚資金

貸付限度額
・320,000円
据置期間:貸付の日から6ヶ月間
償還期間:据置期間後5年以内


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